On the Road

スピリチュアル妄想録
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
エネルギー(上)エネルギー(上)
(2008/08/28)
黒木 亮

商品詳細を見る


実に面白い。
やっぱ黒木亮すごすぎ。取材力がはんぱない。
相変わらず勉強になる。

・メジャーがサウジに設立した石油会社がアラムコ。徐々に国有化され、現在は100国営でサウジアラムコになった。サウジの原油生産の97%を占める。残りの3%を日本のアラ石とテキサコががもっていた。

・90年代の国連のオイルフォーフードがイラクの経済制裁を緩和し、イラクは、仏、露、中に利権を与えて国連安保理の議論を牽制。その3カ国に次ぐのが近隣友好国のトルコ。
→やはり、常任理事国の拒否権を持つとこういうところが得。

・バイバックは、外国企業が費用全額負担で探鉱と開発を行うが、原油を受け取って、開発費用と年率10%程度の利益率を回収。回収機関は通常5ー7年と短め。20世紀前半の利権契約は数十から百年。PSAは25年程度。また、石油価格が上昇しても外国企業に何の益もない。

・外務省はILSA(イランリビア制裁法)は域外適用できないとの考え。30億ドルの融資も開発案件への投資ではなく、原油代金の前払いファイナンスと整理。

・IFCは世銀系だが、ワシントンDCにあり、米国政府と密接な関係。

・LNGプロジェクトの特徴はLNGチェーン。ガス田、パイプライン、液化施設、LNGタンカー、受け入れ設備、気化設備、バイヤー、金融機関といった設備や事業者がチェーンのように結びついている。

・NORINCOは中国最大の兵器製造・販売会社。人員解放軍を母体とする軍産複合体。北朝鮮のミサイル開発に協力し、中東やアフリカに、大型戦車、地対空ミサイル、ロケット砲弾、自動小銃等を輸出。アフリカ等の油田権益とのバーター取引をおこなう。たとえばCNPCが権益をもらう見返りに武器を輸出したり建設工事を請け負い、そに中国輸出入銀行がファイナンスをつけるというパターン。

・日本の商社は顧客に決めの細かい対応。たとえば、濃くあくがここからどれだけ購入していて、契約起源がいつまでかを把握。お宅の調達ならこの時期にこれくらいの量のギャップが生じる。これを埋めるためにはこのプロジェクトがいいですよと、言う売り方。

・リーバーマン等有力議員がブッシュにイラクを攻撃しろと書簡を出したが、彼らは軍産複合体ロビーに背中を押されている。

・メリルやゴールドマン、野村等の証券会社は、市場で販売する前提で資産を証券化するため格付けを取れない資産は証券化できないが、オリックスは、証券を自社で保有するセール・アンド・リースバックなので証券化できる資産の範囲が広い。

・フランスはイラク戦争前に、イラクに対し、ミラージュ戦闘機やエクゾセミサイルなど大量の武器を輸出し、シラクは大統領選挙で北アフリカ出身のアラブ系住民の得票獲得に腐心し、イラクに強く出れなかった。

・アザデガン油田は、石油が重質、地層が複雑でイラクの油田ともつながっている可能性あり、バイバック、イランのカントリーリスクの高まりという、難しい案件。

・LNGプラント建設は、千代田化工建設と日揮が世界シェアの7-8割。

・経産省では、記者に勝手にリークして間違った記事がでまくるなんて日常茶飯事。

・トミタ自動車は、北米で利益の7割を占めている。北米依存の一本足打法と揶揄されている
→ビッグスリーは従業員の保険や年金を国がやらないため、会社で面等をみている。それが価格に転嫁し、米国では、日本車も高い価格をつけても競争力は保てるため、利益が上がるという仕組みだったはず。

・アザデガンは結局利回り、7.7%。様々なリスクを背負って、何も市内で同様のリターンが得られるユーロ債(7.75%)と大差ない条件を受け入れ。
→あほか。

・経産省は、新任者は前任者の否定から入る。石油天然ガス課の十文字の後任は東シベリアパイプラインを手柄にしようとした。アザデガンは省益だから守るが、力は入れない。

・LNGの価格決定フォーミュラは原油価格に連動。

・運用難に困った年金基金がアービトラージではない、長期でコモディティに投資し始め、相場が上がりぱなしになった。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
FC2 Blog Ranking