On the Road

スピリチュアル妄想録
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たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)
(2006/06)
手嶋 龍一

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1991年日本の敗北もそうだけど、この本を見てあらためて著者の取材力・文章力に感銘を受けた。
最近ウルトラダラーのような、若干トンデモがはいった政治的な小説の方向に行ってしまっているのが惜しい。まあ、あれもエンターテイメントとしては面白いのだけど。


・日米相互防衛援助協定にもとづいた対米武器技術供与取り決め。この取り決め下での日本からアメリカへ供与された技術の余りの少なさ。日本のハイテクはほとんど汎用品だから。F15にライセンス生産でブラックボックスになっている技術を日本企業が盗んできるのではとの疑念。

・三菱長崎造船所=海軍と共に歩み、武蔵の名前で知られる。三菱名古屋航空機製作所はゼロ戦で知られる。GHQの財閥解体で三菱重工グループは3社に分割。朝鮮戦争で、兵器・航空機の生産禁止令が解除され、ゼロ戦の技術者達は久しぶりに機体に触れた。ノックダウン方式からライセンス方式へ。
米国の戦闘機のFXにより、スリーダイヤの技術者達は知的含み資産を貯えていった。

・ライセンス生産では、戦闘機の組み立てには習熟できるが、独自のノウハウは育たない。

・半導体協定推進派は、通産省の機械・情報産業局と外務省の経済北米局。反対派は通産省の通商政策局と外務省の条約局。反対派は輸入の努力目標を入れるのは管理貿易として反対。推進派の隠された意図は、管理貿易と問う誠意派の絶ちがたい誘惑。半導体産業は当時群雄割拠。通産省はコントロールしたかった。

・米国議会内の日本の国産反対派と、ビル・ブラッドレー、アーミテージらの知日派。そして知日派を日本は傷つけた。

・東芝ココム事件の前科。潜水艦はトイレの音やしゃっくりの音なども聞き分ける。スクリュー音は音紋といわれ、小さければ小さいほど良い。東芝は偽装して輸出。

・日本型ゴーリストとしての石原慎太郎

・アメリカが過大な期待を寄せる軍事的リアリストには多くの隠れゴーリストがいる。永井陽之助の分析。
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