On the Road

スピリチュアル妄想録
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学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)
(2009/02/09)
福澤 諭吉

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この本は非常にいい本。さすが福沢諭吉
最近のお勉強ブームに乗った感もあるが、凡百の勉強本読むよりもこれを読んだほうがいいかも。デモできるだけ早いうちに読みたい。
特に初編なんかは中学とかの国語の教科書に載せるべき。
たいして勉強せずに社会に出て弱者の権利を社会に要求している人が多すぎるので。

基本的には、明治維新により封建制が打倒され西欧風の政府ができ、その中で、「個人」はいかにあるべきかということを諭した本。
その答えが、学問であり、それにより国家に貢献し国の独立に寄与すること。
現代に読んでも尤もだと思うことが多い。社会との関係の中での健全な自由主義というものを社会が忘れつつあるのかもしれない。

以下メモ。

・社会的地位が高い人の元々を見ていくと、ただその人に学問の力があるかないかによってそうしいた違いができただけであり、天が生まれてさだめた違いではない。

・まず一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学。

・世の中で学問のない国民ほど哀れで憎むべきものは無い。知恵が無いのがきわまると恥を知らなくなる。無知ゆえに貧乏になり、経済的においこまれると自分のみを反省せずに金持ちを恨んだり、はなはだしくなると集団で乱暴すると言うこともある。世の中の法律を頼りにして、身の安全を保って社会生活をしているにも関わらず、依存するところは依存しながら都合が悪くなると私利私欲のために法律を破るやつがいる。
→現代にもそういう人は多くいる。

・おろかな民を支配するには道理で諭しても無駄なので威力でおどすしかない。「愚かな民の上には厳しい政府がある」というのはこのこと。法律が厳しかったり寛容だったりするのは、国民に徳があるかないかによってかわってくる。

・大事なことは、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得てそれぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えること。

・権理

・古事記は暗唱できるが米の値段を知らないものは実生活の学問に弱いもの。独立した生活ができないものは、国のためには無用の長物で経済を妨げるただ飯食い。

・日本国民を志を持って学問し、一身を独立させれば、国を強くすれば静養の力はおそるるに足らない。道理を持つ相手とは交際し、道理を持たない相手は打ち払うことができる。

・独立とは自分の身を自分で支配し、他人に依存する心が無いこと。自分自身で物ごとの正しい悪いを判断し、間違いのない対応ができること。自分自身で生計を立てていること。

・国民それぞれが独立せず他人に依存していると、国民は国に対して客となり、主体性を持たずに国民としての責任を果たさなくなる。結果戦争が起きてもみんな逃げ出してしまう。

・優秀なものは官の世界に行きたがるが、それは世の中の気風に染まったもの。結果として、官を慕い、恐れ、頼み、へつらい、ちっとも独立の精神を示さなく醜態を示す。文明を発達させ、一国を独立させるには官の力だけでは駄目。民間にも大きな役割がある。

・政府の事業を整理すれば事業が民間に回る。
→今の小さな政府論にもつうずる。

・読書は学問の技術であり、学問は物事をなすための技術。実地で事をにあたる経験を持たなければ勇気は生まれない

・赤穂浪士がやったことは英雄的行為ではなく愚かな私刑。法に訴えるべきであった。

・自由であるが人の自由を侵してはいけない。人間としての分限を間違えず世間を渡れば、他人にとがめられず天に罰せられることも無い。これが人間の権理。

・文明は先人の遺産であり、それを発展させていく必要。

・学問の本旨は読書ではなく、精神の働き。観察、推理(リーズニング)し、本を読み、書き、人と議論する。そのための演説の機会は重要。

・人間の見識・品格は読書で高まるものではない。経済学者が自分の家計をうまくできなかったり、修身学者が自分の身を修めることもできない人がいるr。 見識・品格を高めるには物事を比較し、上を目指し、決して自己満足しないこと。比較とはそれぞれの良いこと悪いことを見ること。古今の人物をみて高いレベルの人物と自らを比較する。

・欠点中の欠点は、怨望。働き方が陰険で進んで何かをなすものでもない。他人の様子を見て自分に不平を抱き、自分のことを反省せず他人に多くを求める。不平を解消する方法は自分が得をすることではなく、他人に害を与えること。他人の幸福と自己を比較し、自分を改善しようとせずに他人の不幸を喜ぶ精神。

・怨望は諸悪の根源でどんな人間の悪事もここから生まれてくる。以下に貧乏で地位が低くてもそれが自分の責任であることを理解すればみだりに他人をうらやんだりしない。だからいいことも悪いことも運任せになってしまうと怨望が蔓延する。

・信じる・疑うことについては取捨選択の判断力が必要。学問は子の判断力確率のためにある。

・心が高いところにあり働きが乏しいものは常に不平を持つ。自分にできる仕事は全て自分の心の基準に満たず、自分の理想に合う仕事をこなす能力は無い。こうなってもその原因を自分に求めず他人を批判する。世界中にするべき仕事が無いかのように引きこもって煩悶する。
→まさに現代のひきこもりの典型。

・高い理想で人の仕事を見るから自然に他人の仕事を軽蔑する。他人の仕事を見て物足りないと思ったら自分でやってみよ。そうしてその難しさを知るべき。

・活発な知性の働きと正直な心という徳で人望とはシゼンに獲得される。人望により商店はますます繁盛する。

・自己アピールのためには、言葉について勉強し、うまく考えを表現できるようになること。表情・見た目を工夫して相手に不快感を与えないこと。オープンにしないと人は寄ってこない。そうして人との交際を広げること。関心を様々にもち多方面で人と交際する。


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