On the Road

スピリチュアル妄想録
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官僚との死闘七〇〇日官僚との死闘七〇〇日
(2008/07/31)
長谷川 幸洋

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窃盗で送検された高橋洋一とタッグを組んで、安倍しんぞうを助けてボロボロになるまで官僚と死闘を繰り広げた(自称)ジャーナリストが書いた本。

安倍政権の「改革」を近くで見ていたらしいので、興味本位で読んでみたが、筆者のヒロイックな自己陶酔振りに色々と笑わせてもらった。
正義のために頑張るぞ的なメンタリティや何事も権力闘争の勝ち負けに還元してしまう物事の見方・捉え方は、全共闘時代から何もかわってないのね、この人、と思わせてくれる。
皮相かつ単純な物事の理解には知性を疑ってしまった。
まあ、なんにしても、浅薄な理解に基づいて何かに打ち込んで突っ走れるというのはめでたいことだと思ふ。多分、付き合うといい人なんだろう。

「改革とは、机上の理屈ではない。(段落がえ)
 戦いである。(段落がえ)
 初めての正面戦に負ければそれから情勢を巻き返すのは難しくなって、ずるずると後退を強いられるかもしれない。私も高橋も、そんな懸念をひしひしと感じていた。」

こういったフレーズのオンパレード。笑わずに真顔で読んでいる人の顔を見てみたい。

メモ
竹中平蔵秘書のK;節操がないやつとして描かれる 
(たまにテレビに出てくるあのいけ好かない奴か?)

教授;安倍と筆者に近い教授。
(誰か分からん)



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どちらも図書館で借りたが、時間がなくざっとしか読めなかった。

かなり読みがいがあり、良書であっただけに残念。こういうのは学生のときとか時間のある時にとりくむのが吉。

現代の金融政策―理論と実際現代の金融政策―理論と実際
(2008/03)
白川 方明

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市場リスク 暴落は必然か市場リスク 暴落は必然か
(2008/05/22)
リチャード・ブックステーバー

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日経・経済教室セレクション 1―論点のすべてがわかる (1)日経・経済教室セレクション 1―論点のすべてがわかる (1)
(2008/12)
日本経済新聞社

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日経の経済教室を再編集したもの。便利だけど2940円はいくらなんでも高すぎ。

興味あるのをいくつか読んだが、中でも多くの人に読んで欲しいのが、最近注目している神門善久氏の農業関係の論文。
二ヶ月ほど前の「国際問題」にのっていた論文を読んで一気にファンになった。
ここでも、いかに農地転用規制をすりぬけ農家が大もうけしているか(税金による整備→地価上昇→売り抜け)、それが如何に農政をゆがめているかを簡潔に指摘している。

がんばれ神門さん。こういう論文を載せる媒体も偉い。

同じく農業分野であるが、本間正義氏の論文も載っていた。農地の集約・大規模化を促す論文だが、これもよい。

本間氏も近いことを言っているが、私は山下一仁氏が言うような、減反廃止、大規模農家育成と大規模農業に絞った所得保障、WTO・EPA交渉における思い切った関税下げが日本の農業・経済を良くすると考える。
山下氏については↓
http://www.rieti.go.jp/users/yamashita-kazuhito/index.html

というわけで、山下、本間、神門の3氏には頑張って欲しい。
東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)東條英機と天皇の時代 (ちくま文庫)
(2005/11)
保阪 正康

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単行本はもともと上下巻の大部なもの。文庫でも700ページ弱と読み応えあり。
非常におもしろく、長いのも苦にならなかった。
人間東条英機というものが良く浮き彫りにされており、その時代の雰囲気も良く分かる。

「天皇の時代」としている割には天皇の記述はそんなにない。

保坂正康の本は初めて読んだが、いろいろな史料に基づき、さらにインタビューも多く行っておりまじめな歴史家と感じた。東條に対する批判には若干フェアじゃないと感じた箇所もあったが、総じてバランスが取れていた。

この時代について(別にこの時代に限らないが)知らないことが多いことを実感。近代史への勉強意欲が非常にわいてきた。

この本で一番面白かった箇所は、日米交渉の時期の交渉経緯や大本営会議での各人の振る舞いなど。

メモ
・軍令と軍政の分離。

・高い事務能力を持つ有能な軍官僚。メモ魔。役人的。気遣いはぴか一。迅速な決断を尊ぶ。形式主義。忠臣と天皇の信頼。暗記力。金銭には淡白、執念深い復讐心と報復。憲兵の利用。チャンドラボースの熱意に打たれる。精神論。

・統帥権の独立、統帥権干犯、2.26後の軍部大臣現役武官制の復活

・朝夕の軍人勅諭の復唱

・満州参謀長と石原参謀副長

・陸軍大臣ー陸軍次官ー軍務局長  参謀総長ー参謀次長

・大臣は次官の延長。総理大臣も権力なし。天皇も君臨すれども統治せず。責任不在

・御前会議ー大本営政策連絡会議(首相、外相、陸相、海相、参謀長、軍令総長)力を有していたのは、特に陸の統帥部。松岡外相はあくの強いキャラで振り回す。皆、敬遠するももてあます。日米交渉の日米了解安に基づく交渉を妨げた松岡。松岡に悟られぬよう近衛2次内閣は総辞職。

・日米交渉ではシナ撤兵が最大のネック。

・東條も首相になってからは真剣に譲歩・日米和解を模索。←天皇の聖慮に基づいたもの。張るノートは全てを語和算にする絶対に呑めない要求→皆が戦争やむを得ずに。

・結局9月の御前会議の決定を天皇の意向どおりに白紙還元できず、上奏の際に涙。

・戦争に入る全ての手続きを終えた12月6日の夜。東條は自室で泣いた。「カツと二人の娘は隣室からの泣き声を聞いた。押し殺していた声が徐々に高まり、号泣にかわった。(略)寝室を覗いた。そこには今まで見たことのない夫の姿があった。夫は布団に正座して泣いていた。(略)涙をぬぐおうともせずないていた(略)」

・真珠湾の前に開戦通知が送れたことを知らなかった。

・緒戦は優勢。香港、フィリピン、マレー、ボルネオ、グアム。42年1月4日マニラ占領。2月15日シンガポール占領、42年6月のミッドウェーで大損害。空母四隻喪失。42年8月のガダルカナル戦。泥沼化し12月に撤退。戦死者2万、このうち1万五千人戦病死。43年4月山本五十六元帥が撃墜死。43年9月イタリアの無条件降伏。44年2月トラック島。3月インパール作戦。6月サイパン陥落。国内の反東條の盛り上がり。7月東條退陣。

・武官が責任者の占領地行政。東郷外相は文官支配を求めたが失敗。軍部主導で大東亜省設置。

・陸相と参謀総長をかねるという前例無しの行動。
「脳」整理法 (ちくま新書)「脳」整理法 (ちくま新書)
(2005/09/05)
茂木 健一郎

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脳と仮想 (新潮文庫)脳と仮想 (新潮文庫)
(2007/03)
茂木 健一郎

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茂木健一郎氏はテレビに出てるときは嫌いじゃないしむしろ好感を持っているんだけど、本を読んでも良いと思わない。
脳が捉えようとする質感=クオリアを追求するというアプローチはどんどんやってくれと期待しているのだが、その研究が素人には全くつたわってこない。
もうすこし、「生物と無生物のあいだ」の福岡伸一みたいに先端科学を文章で分かりやすく説明する能力を身につけて欲しい。
素人的には、本当にすごいのこの人?という印象になってしまう。

あと、脳整理法の裏の本人写真は野口英世のコスプレ?真剣に撮ってるぽいが思わず笑った。
思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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最近の自己啓発・情報処理本ブームの中、書店で再注目され、結構売れている本。
1986年の出版だが、確かに古臭くはない。かといえ、かって読むほどでもないのかもしれない。
ビジネスマンというよりは学生向けか。
今まで敬遠していたちくま文庫に最近注目している。その一環で読んでみた。
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