![]() | ヒカルの碁勝利学 (2002/05) 石倉 昇 商品詳細を見る |
最近の自分の中での囲碁ブームによって手にとって見た。著者はプロ棋士。東大法学部を出て興銀に入行したが、プロ棋士を諦めきれず脱サラ。初心者用の分かりやすい指導、著書などで知られる。
ヒカルの碁はよんだことないが、まあおもしろく、さらっと読める。著者の半生、囲碁のコツなど。おそらくヒカルの碁を読むような子どもを対象にして書かれたものだろうか。
ヒカルの碁、大人買いしたくなった
以下メモ。
・形勢が悪いときは厚く打て。人生で形勢の悪いときにも応用できる。
・実利は目先の利益、厚みは将来への投資・夢
→囲碁の「厚み」と「実利」というのは依田紀基も言っていたように、人生に応用できる。大場より急場などもそうである。これについては小沢一郎が国会でも使っていた。囲碁って深い。
・囲碁棋士には芸術派(宇宙流の武宮など)、学究派(小林光一、依田など)、勝負師派(王立誠など
)に分かれる。
→依田は勝負師派と思っていたが意外。石倉氏によればいつも勉強していて、信号待ちでも詰め碁をやっているらしい。私が好きなのは武宮。あとは20歳でことしの名人戦に挑戦した井山とか他には柳時薫かな。まだ囲碁暦半年で囲碁の世界はよう分からんが、この人たちの囲碁は見てて面白い。
・囲碁は広く、将棋は深い
→私の印象では、将棋はいくつか場合分けしてどんどん深読みしていくイメージ。左脳的。囲碁は選択肢が多すぎるのでより大局観とかイメージの戦いになる。なので右脳的。でも終盤は計算力なども必要。あとは将棋は王をとるかとらないかデジタル的・決戦的、一方で囲碁はどっちの地が多いかアナログ的・交渉的。あとは囲碁は戦略的、将棋は戦術的。
・プロを目指すなら詰め碁をやるべし。ぱっと見て7割くらい分かる本をやるべき。
・アマチュアは、相手の大きな地が気になって、やきもちを焼いて荒らしに行くことが良くある。結果入っていった石をとられたり、周囲に相手の厚みが出来上がって逆に大損をするというケースがしばしば。相手にも与えるというバランス感覚が必要。
→まさにそう。
・経営者や政治家で囲碁をやるひとは、部分にこだわりすぎて全体をいないと経営の方向を見誤るから大局観を養おうと囲碁をやっている。
・一番対局料がおおいのは、読売の棋聖戦。一回戦に出ると対局料は27万(負けてももらえる)タイトルをとると4200万。
・趙治勲がプロになりたての頃(まだ10代前半)、対局で負けると碁盤の上に涙がぽろぽろと落ちた。ハングリー精神。
・囲碁は世界に広がり、囲碁人口は3500万。中国2000万、韓国800万、日本700万。そのほか世界中にファンは散らばっている。
→プロ制度を整えたのは日本。その後韓国中国が追随した。昔は日本が強かったが、今は中韓のプロの方が圧倒的に強い。
・韓国は子ども囲碁教室が千箇所以上あり、そこに通うこどもたちは10万人以上。依田棋士は日本で歩いても気付かれないのに、韓国で歩いていたら人々に振り返られた。
→確かに、囲碁を始めるまで囲碁棋士などほとんど知らなかった。梅沢由香里くらいか。















