On the Road

スピリチュアル妄想録
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頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書 688)
(2007/11)
渡辺 明

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最近、囲碁にはまっているので、囲碁の本、囲碁のニュースばかり追いかけているのだが、久しぶりに将棋の世界ものぞいてみようと思って手にとって見た。

(ちなみに私の囲碁ファン暦はせいぜい数ヶ月で、将棋ファン暦の方が随分長い。)

筆者は渡辺竜王。若くして竜王になったひとで、顔が魔太郎に似ている。
最初生意気なやつという印象しかもっていなかったが、本を読んでみるとそうでもない。いまどきの若者はこんな感じなんだろう。

ところで、ゲームとしては最近囲碁にはまってはいるものの、ほとんど囲碁の人たちを知らない。いっぽう、将棋の世界はそれなりに知っているし、魅力的な人も多い。
これまでも、勝負論として、米長さん(電車で目撃したことあり)をはじめとして、何人かの棋士の本を読んできた。
米長さんも魅力的だが、昔の人でいえば、升田幸三、坂田三吉から、伝説の多い加藤一二三(ここ参照)最近の人で言えば、羽生をはじめとする綺羅星の勝負師が多数いて、外から見ていて飽きない。
そんな私が応援する人は、ずばり、ハッシーこと橋本崇戴七段である。4年ほど前にNHK杯で、ファンキーないでたちで彗星の如く登場し、将棋界を超えて大きな衝撃を与えたのだった。

それはさておき、渡辺竜王の「頭脳勝負」、それなりに面白かった。
いずれ彼にも本格的な勝負論を書いて欲しいところだ。もちろんハッシーにも。

以下メモ。

・長い対局の間ずっと集中しているわけではない。1手の重みが増す終盤になるにつれ集中度があがる。

・将棋は、ミスは多くした方が負けるのではなく、最後にしたほうが負ける。

・関東の若手は最新流行形が多く、関西の若手は力で勝負形が多い。
→谷川浩治やハッシーなどは関西である。

・現在の流行は「玉を固める」と「スピード重視」。昔は玉の守りは金銀3枚だったのが、今は3.5枚。次の1手問題で、昔升田幸三がいい手を指していたのを知り、古書を集め升田の研究をしたところ、全然古臭くなく感動し、違う感覚も吸収でき将棋の幅が広がった。
→なんかいい話。さすが升田幸三。

・将棋のタイトル戦で3連敗のあと4連勝はいまだなし。
→囲碁では数回。最近も本因坊戦であり。

・駒の損得計算だけでなく、駒の働きの効率性も加味して形勢は考えるべき。駒を多く持っていても働いていなければ意味がない。
→なるほど。これは勉強になる。

・桂馬以外は絶対詰まれない形(桂馬を絶対渡してはいけない形)を略して「桂ゼット」という、他に「銀ゼット」など。

・封じ手は、封じる方が有利。難しい局面の前に封じておいて、寝る前に難局面をゆっ来る考えると言うこともできる。その意味で封じるタイミングの駆け引きも重要。わざと、打たずに封じることもある。



→全体を通じて思ったのは、プロ同士の戦いというのは、どちらが言って先に相手の王に到達するかという速さの問題だなということ。そのためには最短距離を見つけなければいけない。
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見えないアメリカ (講談社現代新書 1949)見えないアメリカ (講談社現代新書 1949)
(2008/06/17)
渡辺 将人

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この著者は、アメリカ社会についてかなり詳しい。ヒラリーとゴアの選挙陣営を手伝っていたようだ。
それなりに面白い。

以下メモ。

・アメリカでチジが大統領になりやすい理由の一つに「反ワシントン政治」感情がある。上院議員はワシントン政治の象徴。選挙年には反ワシントンのポピュリズムが勢いを増す。
→今回の米国大統領選は珍しく、両候補とも上院議員だが、二人ともたしかに反ワシントン票も集めそうなタイプだ。

・1860年当時、とくに健康で頑丈な黒人奴隷は現在価値で30万ドルで取引されていた。

・20世紀初頭のアイビーリーグはプレップスクールの卒業生で三分の二が占められていた。プレップスクールはそのほとんどがニューイングランドに存在し、伝統的にワスプの子弟を預かり、エリートを養成した。寮生活の中でスポーツから芸術までオールマイティにこなさせ紳士淑女を養成する。

・人民、反エリート、ミドルクラスといったポピュリズム性がどこかにないと選挙で勝つのはとても難しい。

・ヒスパニック系人口の増大でカトリック信者が増大することが見込まれている。

・アメリカのアカデミズムの根本にあるのは、聖書の文言よりも真実の探求に忠実にあろうとする「世俗派の起源」。保守的な学者も抱え込むが、聖書に文字通りに従わないという一点である種の「リベラル」の性質を抱えている。
これはひどいと思ったので、さらしておく。
http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY200809140070.html

あまりに低俗かつ残酷。子どもは泣くのではないだろうか。写真気持ち悪すぎ。
誰が書いてるのと思ったら、朝日の社員。
ジブリは訴えてもいいんじゃないでしょうか。

新選組血風録 (角川文庫)新選組血風録 (角川文庫)
(2003/11)
司馬 遼太郎

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新選組に関する短編集。1962年5月から12月まで「小説中央公論」に連載されたもの。
というわけで司馬遼太郎初期の作品。

燃えよ剣も熱いが、これも熱い。
土方歳三のみならず、色んな人々に焦点が当たっていて良い。
アジア三国志アジア三国志
(2008/06/06)
ビル エモット

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エコノミストの元名物編集長。
原子力の米印協定にふれているのは時宜にかなっている。


以下気になった点。

・日本は近年防衛費は抑えつつ、その枠外の海上保安庁の予算を大幅に増加。海保の要する船は中国の全艦艇のトン数の6%に総統。

・ここ数年中国人民銀行は通貨政策のための不胎化に専念してきたため、インフレ制御という本来の役目をはたしてこなかった。

・人民元を3,4割切り上げれば、外貨準備の増大と通貨供給量の増加を引き起こしている短期資本の流入を防げる。金利によってインフレを制御できるようになる。

・中国において、個人の所得税額は税体の7%。しかもその割合は最近減少。新華社通信の数字に拠れば、8000万人のミドルクラスが収めた税は390ドル。それ以外の12億人は何も納めていない。現在は、企業からの徴税が中心。

・現在中国が日本に友好的になっている一番の目的は反日デモによってオリンピックが台無しになることを防ぐため、と日本外務省上層部は見ている。

・日本は欧米に比べ、規制の対象になっている有害物質が遥に少ない。きわめて原始的な産業廃棄物規制しかない。

・インドの第一の問題は水が手に入らないこと。インドのほとんどの都市で、水道から水が出るのは、一日数時間。

・この10年中国は新型の戦闘機を購入し、空軍力を向上させた、一方台湾空軍は全く進展が見られない。以前は台湾海峡の制空権は台湾が握っていたが、今はそれは確実とはいえない。
金融vs.国家 (ちくま新書 724)金融vs.国家 (ちくま新書 724)
(2008/06)
倉都 康行

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この人の本はこれで2,3冊目。
以下ポイント。

・北朝鮮のBDA問題。2500万ドルはビビたる数字であるが、核兵器問題という高度な外交問題に影響を及ぼした。北朝鮮にとっては、2500万ドルよりも将来的なドルの受け渡しルートの確保が重要であった。

・国際金融市場は大西洋を中心としたマーケットであり、アジアの市場は補完的な存在に過ぎない。

・昔は自国通貨という観念は一般的ではなかった。円を用いるようになったのは1871年からで、それまではメキシコ銀貨が海外との交易では使われていた。アメリカも、ドルが法定通貨となったのは1861年からでそれまでは英国、メキシコ、ブラジルなど様々な国の通貨が流通する社会であった。

・現代の国際金融は米英が暗黙の合意の下で棲み分けている。19世紀以降、英国市場を資金調達、米国市場を運用に使うというのが日本等新興勢力のやりかた。

・アジアには資本を集積して増殖させる市場がないと度々指摘されてきた。実際、大西洋市場で間に合ったため大した必要がなかった。しかし97年の金融危機後、大西洋市場にゆだねることの危険性が高まり、また、アジアに資金が流入するようになり、独立した市場が必要とされ始めている。

・日中の外貨準備の増大をもたらしたドル買いには反対の自国通貨売りが必要。外貨準備が増えることで自国の借金も増えている。介入の際に売るべき円を調達するために発行される債券が「政府短期証券(FB)」。外貨準備はこうした対内債務の増加と引き換えに対外債権を増やしているに過ぎない。

・外貨準備の増大の裏にはこのような懸念材料があり、これを積極的に運用すべきというのはやや表層的。むしろ、適正水準を越えた外貨準備は減らすように努力すべき。またそのドルを証券ではなく実物資産で持つという発想の転換も必要。
→槍玉にあがっている積極運用というのは、おそらく日本版SWF構想のことか。

・中国や日本で商業を通じた貨幣経済が発達したにもかかわらず、金融市場や資本市場の発達をもたらさん買ったのは、資金を資本化する必然性が乏しかったから。アジアには西洋型の民間主導の大航海や鉄道建設などの大量の資本を必要とする大型プロジェクトが生まれなかった。

・配当に関する二重課税の問題。企業は税引き後の利益から株主に配当を払う。株主はその配当にも課税される。

・基軸通貨というのは経済的な利便性の問題であった。決済・送金制度や会計制度が充実しつつある中、将来どの通貨で決済しようがそれほど問題ではなくなる。いつまでも基軸通貨が存在しないといけないという理由はない。
40歳からの肉体改造―頑張らないトレーニング (ちくま新書 726)40歳からの肉体改造―頑張らないトレーニング (ちくま新書 726)
(2008/06)
有吉 与志恵

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とりあえず、オッサンになってきて疲れも見えてきたので、読んでみた。

脱力と呼吸法が大事ということは分かった。
ちょっとやってみたら体の調子が良くなった気もするが、いまいち本だとどのようにやればいいのか分からない。
インターネットと連携して映像で見せるなどの工夫が欲しい。

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